効能

働き蜂が集めてきた花の蜜をまず胃の近くにある蜜嚢に蓄えて巣に持ち帰り、巣で待っていた別の働き蜂に口移しします。蜜嚢には、酵素が分泌されており,花蜜と混ざり蜂蜜の熟成を助けます。そして更に貯蔵室に運ばれ、みつばちは24時間寝ずに、羽ばたきによって水分をとばし、適度な濃度になったものが蜂蜜となるのです。
日本では、蜂蜜の効能についての研究は進んでいません

蜂蜜は、果糖とブドウ糖。その他、ビタミンB群など10種類のビタミン類、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、10種類以上の有機酸、ポリフェノールなど、150種類以上の栄養成分がバランスよく含まれている総合栄養食品なのですが、加熱によって、どの栄養が失われるのかが明確になっていません。

また、蜜を集める花によって、味の違いは確かめられますが、効能の違いまでは研究が進んでいません。

​明確なのは、非加熱のものでは、酵素が生きているということです。

蜂蜜は蜂を育てるための源となる、からだに吸収されやすい形で含む栄養の宝庫であるだけでなく、酵素が生きていることによって、やけどをしたときに水で洗ったあとに蜂蜜を塗ると、保水効果、抗菌作用があるので、火ぶくれが起きません。
また、蜂蜜の保湿効果はのどにいいとして、のど飴として多く使われています。
蜂蜜を塗ると虫歯になりませんが、この効果は酵素の生きている蜂蜜だけです。口内炎にも効果があるとされています。
古代エジプトではミイラを腐敗させないために、蜂蜜とプロポリスを包帯に塗り、使われていました。

​※加熱はちみつには効能が全くないというわけではなく、主成分が単糖類であるがゆえに、それ以上分解する必要なく消化吸収される、消化器に負担をかけない糖分です。そのため、エネルギーに変わるのも早く、体力を消耗した体に早く効きます。スポーツドリンクやドリンク剤及び医薬部外品に幅広く使われているゆえんです。